[東京 3日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の123.33/35円だった。欧州中央銀行(ECB)理事会を今晩に控え、様子見ムードが強いという。
ユーロ/ドルは朝方からじり安で推移し、午前11時過ぎに1.06ドルを割り込んだ。
今晩のECB理事会が金融緩和策を強化することは織り込み済みで、市場の関心はサプライズがあるかどうかに集まっている。「事前報道以上の刺激的な内容があればユーロ/ドルでのユーロ売り/ドル買いとなり、それが波及してドル/円は124円の方向に上がるだろう」(国内金融機関)との声が出ていた。
予想の範囲内に収まり、材料出尽くしとなれば、ユーロは買い戻され、ユーロ/ドルの反発もありそうだという。ただ、ドル/円は下がったところで買いたい向きも多く、下値を支えるとみられている。